クロロフィルとは
クロロフィルは植物の葉などに含まれる緑色色素、いわゆる葉緑素で、細胞内の葉緑体にあり、太陽光を吸収してこれをエネルギー源として、水と空気中の二酸化炭素から糖などの有機物を合成する「光合成」を行ないます。
クロロフィルは、人間をはじめ多くの動物の血液に含まれる赤色色素(ヘム)ととても似た構造を持っています。さらに、どちらも光合成と酸素の運搬という、生命の維持に欠かすことのできないはたらきを担っている物質であるという点も非常に興味深いものです。
クロロフィルの成分
クロロフィルの主成分はマグネシウムです。
人間が摂取したクロロフィルは、胃でマグネシウムとその他の構成成分とが分離してマグネシウム以外の成分は吸収されずに小腸、大腸を経由して排泄されます。
そして小腸、大腸を経由する際にそこに付着・沈殿している不純物を一緒に排出するデトックス効果があると言われています。
クロロフィルのはたらき
クロロフィルのはたらきは次の通りです。
- ダイオキシンやコレステロールなど排泄
- 胆汁酸の排泄
- 胃腸粘膜の修復と保護
- マグネシウムの補給
クロロフィルはビタミンやミネラルと同じように私たちのからだに必要な成分なのです。